総括[大学受験]

ブログとの邂逅

高二のときに,僕はブログを始めました.そのきっかけはとある受験生のブログでした.
今やIDも覚えていませんが,彼は一年間代ゼミを利用しながら,現役で東大文一に合格しました.
その軌跡の記録はあまりにも淡々としたものでして,このことは彼が軽々と合格したことを特に印象づける要因であったように思います.
昔の僕は素直だったのか,彼に憧れただけでなく追随しようとしたみたいで.結果,ブログを立ち上げました.
また淡々と記録をつけて淡々と受かりますという自負や希望を込めて「受験勉強の記録」という何のひねりもない題を付けたのでした.エントリはそれにふさわしいのかい,そもそもブログと合否に因果関係があるのかい,などと問われると困ります.

現役のとき

僕が通っていた高校は,学校行事に参加することが善い事であるという考えを持っている人が多いところでした.参加しない事を表明してもその人をあからさまに嘲笑したり軽蔑したりこそしないにせよ,この表明にはすごく勇気が要ったことは間違いありません.
11月にもなって朝から晩まで文化祭の練習をしている受験生は僕らだけだよ,なと自虐的自慢とも言うべき文句は何度も聞いたことがあります.彼らはそのことに誇りを持っていました.実際,最上位層は誰よりも行事に打ち込みながらも東大京大に合格していきました.
この書き方からすると僕はさぞかし勉強に打ち込んだのかしら,と思われるでしょうが,そんなことはありません.勉強に集中してはいたつもりですが行事には欠かさず参加していました.

やったこと

数学
比較的ローカルな塾に行っていたので2年まではそこにまかせっきりでした.3年からは毎週テストゼミがあり,ここで何度も失敗して何度も指摘されることで実力は確実についたと思います.夏ごろに大数増刊の新スタ演を終わらせ,問題集をちまちまやり終える快感を知ったことを覚えています.

英語
高1あたりまで完全な劣等生でした.やる気を出したのは伊藤和夫の著作に出会ってからのように思います.英ナビを何度も挫折して,足をもつれさせながら終えた後,解釈教室(入門編)→ビジュアル1・2→英文和訳演習(中・上級)といった感じでこなしていきました.英作は塾で習っていました.

化学
3年生の時点ではほぼ何も勉強していませんでした.でこれは一般の受験生と比べると地を這うレベルです.ですが何とか1年でまあまあ通用するレベルになったのは,丸暗記は最小限に留めてイメージに頼り,演習を繰り返したおかげでしょう.重問は掛け値なしに死ぬほどやりました.1日で1周するなんて企画を立ち上げたりもしました.もちろん完遂はできませんでしたが.その後2学期から新演習をやりました.新研究に関してはあまり必要なかったように思います.カラフルな写真入りの図表の方が役に立ったかもしれません.

物理
完全に自習のみでした.エッセンスが良書すぎたかな.その後名門の森を繰り返しやりながら,新物理入門をフムフム言いながら読んでいました.

なぜ落ちたのか

模試で毎回冊子掲載組はぶっちぎりで合格していきました.(京大数学で8割とかとってた)さておき,当然ずっとD判だった人もいます.僕もその一員でした.

続く