某金物店アウトー!

難波の道具屋筋に行って来ました.
ルクルーゼという琺瑯の鍋と,底の浅い雪平鍋を買いました.
雪平鍋を買ったのは何とかという金物屋さんだったのですが,そこが完全にアウト.
なんと店の奥のレジ横でもりもりと違法コピーのDVDが生産されていたのです.
モニタを見るとShareというソフトが立ち上がっていて,その真ん中に韓国ドラマという文字が.周りにはDVDの山.
おそらくDVDを大量に焼いて売っているのでしょう.
僕にはどうこう言う権利はないし,言ってもしょうがないな,と思ったのですが何か腑に落ちない.
鍋を買ってしまった後だったので唯一できるささやかな反逆,不買すらできません.
なんだかこの世の不条理を全て抱え込んだ気持ちになりながら難波を去りました.

少し目が覚めました

今までへらへらを身上としてきました.
考え方や言葉はへらへらしててもいいけど行動はそれではいけないということに初めて気づきました.
信用を勝ち取りたいですが,そのためには努力が必要だと思います.
今まで努力して得たこと*1の上にあぐらをかいていました.
とはいえ大学にいる以上みな同じ条件であって,それはスタートラインにしかすぎません.そこから踏み込んだ努力が必要になります.
一般に評価されるのは積み重ねによる今の値だと思いますが,身近な人から評価されるのはむしろ向上の度合い,いわゆる微分係数のほうでしょう.
一瞬一瞬無駄にせず何かに打ち込むことで得られるのは経験だけではないと思います.
これからは立ち止まるのが怖くなってしまうくらいにやるべきことに打ち込みたいと思います.

*1:大学生としての生活

まだ悩んでるの?ってな話ですが

初対面の人と話す時のテンションが難しいです.
とにかく気に入られたいということを前面に出すこと,
これをやりすぎるとボケになるので多用してきました.
それなりに通用してきたつもりですが,この度どうなんだろうか,と思いはじめました.
とにかく自分はこういう人だ,ということを主張してしまうのは楽ですが,
せっかくの出会いを最大限活用できていないような気がするのです.

それと,どれだけテンションを上げても酔っ払いにはかないません.あれはずるい.
はやく20歳になりたいもんです!

Googleが京大にやってきた

【告知】Googlers Visit Kyoto University 6/16を見て参加してきました.
カンフォーラの前に到着.それっぽい人に声をかけて目的の集団であることを確認.京大からの参加者はほとんど院生で,学部一回生なんていう不届き者は僕くらいのものでしょう.今受けている授業でTAをしている方がいたのはなんだか不思議な気分でした.

本当に30人も来るの?と疑っていましたが彼らがやってきました!こちら側から少し歓声が上がって,ゆっくりと集団がひとつに.第一印象は「若い」
カンフォーラの中には入れなかったため,屋外の机やベンチで昼食を食べながら自由に話すことになりました.このときは研究の話に囚われすぎていて,研究なんてものはまだ想像もできない僕は自分から話しかけられませんでした.話に混じってあいづちを打つのみ.Googleのサーバーどんなもんじゃい,Androidの行く末は,といった会話を聞いていました.

次にグループに分かれて京大の施設を見学.中島教授によるT2K(スーパーコンピュータ)についての英語での講義を聞いて,その後実際に見学させて頂きました.正直言ってちんぷんかんぷんでした.とりあえず全てにおいて桁が違うことしかわからんかった.グループに分かれたあたりから,研究の話ばかりじゃなくてもいいんだということにようやく気付きました.
どういう仕事なのか,専攻はどうやって決めたか,10代のうちにやっておくべきだったと思うことは,みたいな話が出来ました.
英語を使うので必死だったのと専門的な知識が無いせいで, "GoogleのAssociate Product Managerにしか聞けないこと"はほとんど聞けなかったのが反省点です.実際に,英語は必須だからこっちに勉強しに来るべきだよ,みたいなことを仰っていました.WEBのおかげで日本でも十分に勉強できるので,出来るだけやってみようと思います.

Googleの社員さんとお会いできたことはもちろんですが,院生の方々と交流できたが嬉しかったです.motivateされっぱなしの2時間余でした.

2009-06-14の食事

鍋を買ったことですし,初めて本格的な自炊をする記念としてすこし奮発して,魯山人風すき焼きを作ることにしました.
美味しんぼでおなじみの北大路魯山人が愛したすき焼きとはどんなものであったのでしょうか.
砂糖を使わないというのが最大の特徴で,みりん,醤油,酒と昆布と鰹でとった出汁のみで味付けをするようです.

まずは買い物です.冷蔵庫にはとろふわプリンしかないので買わなければならないものが多くあります.
そこで業務スーパーまで遠出しました.

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牛肉やうどんなどを購入.冷凍食品が安すぎて一緒に行った子は笑いが止まらなくなっていました.
帰ってさっそく作ってみることに.
まずは肉をさっと焼いてから調味料で味付けをします.そしてそのままそれを卵につけて食べます.この時点では普通の焼肉とそう変わりません.美味しく食べることが出来ました.
肉がひと段落ついたら,葱や春菊,豆腐などを投入して出汁をそそぎます.見た目こそ完全にいつものすき焼きなのですが,食べてみると普段のような甘さが一切ないため違和感があります.
砂糖がだめなら...黒蜜があるじゃないか!*1などといった冒険するわけでもなく,結局砂糖をある程度入れて,心の海原雄山に罵られながらいただきました.

*1:本当にたまたま買っていたのです

聞いてきた

長岡京文化記念会館で行われた『ミュージック・アラカルト』に行ってきました.

四季がすばらしくよかったです.
いつも技巧的な独奏ばかり注意して聞いていたことを反省したくなるくらい魅力あるオケでした.
冬の第一楽章における激しさ,厳しさの表現がすばらしかったです.もちろんソリストも負けじと掛け合っていました.
各曲ごとにソリストは替わっていましたが,四人とも,私のコンサートにようこそ!というような自信が目に見えて気持ちよかったです.
いや違うぞ,とも思いましたが.

松本日之春という方が作曲されたRêve sur rêve(夢のまた夢)という新曲の初演を聞けたのもいい経験でした.
かなり難解な曲に思えましたが,現代音楽という認識ではないみたいです.

弦楽合奏のためのこの曲は,もう何年も前から京都で一緒に学んできた弦楽器の仲間達のために書こうと思い,その人達のイメージから曲想をふくらませてきたものです.大学という場でしたが,本当に素晴らしい人達と出会ってきました.そこには学生と教師という感覚はなく,共に前進し,戦ってきた音楽仲間という実感がありました.
(中略)
この人達と見た夢,それが時を経てまた夢になっていく,うたかたの世界であるがゆえに,たとえようもなく美しい,共に夢をみた人達に心からの感謝をささげて.


(プログラムより)